私はかなり長い間、季節風の講読会員でした。
でも、季節風の秋の大会に参加するたび、心に兆すものがあるのです。
『萌える』とでも言えばいいのでしょうか。正会員になろうと決心しました。
「草原賞」という魅力的な名前の賞があります。
なんとなく惹かれました。
私は長く携わってきた「にじゅうまる」と、児童文学の研究会の「駒草」の会員です。どちらの会でも、自作を提出して、講評をいただきます。
同人誌「にじゅうまる21 号」に掲載した作品、『名前はわんめさえ』の後半を改稿して、草原賞に応募しました。
このたび、佳作入選できました。
ありがとうございます。
春まだ浅い北海道に、授賞式に出かけてきました。
行って良かった―としみじみ思いましたし、来てくれて良かった―と喜んでくださったこともとても嬉しいことでした。
行ったからこそ解ったことですが、選考委員の方々が寄せられた九十八編の全作品を読んで、一文、一文、深く読み取ってくださってることです。(もちろん、他のどんな賞もそうだと思います)
その話を伺って、感激しました。
北海道へは、観光や息子の結婚式などで何度か訪れたことはあります。
でもこの度、改めて訪れて、車窓からの白樺林や、ありとあらゆるところで、大きな広々した公園があり、また道路の道幅も広いことを実感しました。
この豊かな風土が、人を育むのだなぁと思いました。
季節風の中で、作品と著者名を知っている方と、直接お会いできて、話ができたことも、とても嬉しかったです。
こんなかわいい方が、あの作品を書かれたのか!
なんて肝の据わった方なんだろう。あの作品に納得できる。
さまざまな想いを胸にできた貴重な体験でした。
北海道に、「草原」という言葉は、イメージがぴたりと当てはまります。
本当にありがとうございました!
勇気づけられて、これからも書き続けたいと思います。