このたび、第四回森三郎童話賞の最優秀賞を受賞させていただくことができました。
どこかさびしさや哀しみが入りまじった物語を書くことの多い私なのですが、受賞作は、ストレートに明るい感じの物語でした。
自分の中にある想いをひとつ、ひとつ、物語にしてゆきたい。
いつも、そんな気もちでいました。
受賞作は、『ぼくとお兄ちゃんのビックリ大作戦』というタイトルで、ポプラ社様より単行本として刊行していただき、全国の公共図書館などへ寄贈されることになりました。
もしかしたら、どこかの町で、私の書いた物語を読んで下さるかたがいるかもしれない。
そう思うと、うれしい気もちでいっぱいになります。
何年か前、存じ上げるかたがひとりもいない中、すこし不安な気もちで季節風に入会した私を、後藤竜二さんをはじめ、ほんとうに多くのみなさまがあたたかく励まして下さいました。物語を書くということについて教えていただきました。
心から感謝しています。
どうもありがとうございました。
これからも、ただ、一生懸命に書きつづけてゆこうと思います。