同人誌評で私の漢字の詩を何度もとりあげてくださった「季節風」に、受賞の報告をさせて頂けることを幸せに思います。
詩をむずかしいものと敬遠したり、煙たがったりしている人は意外に多いものです。
この詩集は、漢字という身近な素材を使って、詩の楽しさを知ってもらい、詩に親しみを持つ人が増えることを願ったものです。詩の裾野をひろげることができないかというひとつの試みです。
また、漢字の成り立ちを説明するのではなく、言葉遊びに走るのでもなく、「文学」としての詩を心で受け止めてほしいとの希望もありました。
今回の受賞は、それが認めて頂けたのだなと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。