この度、念願だった「福島正実記念SF童話賞」の大賞を受賞することができました。八月に刊行予定です。私にとって夢のようなできごとが起きたのです。
今回は、五回目の挑戦でした。
この賞の存在を知った第三〇回から応募を始めていました。
一次選考通過者の中に自分の名前があったことが二回ありました。
「一次を通過するというのは、その賞と相性がいいということだ」と言ってくれた人がいたので、それを信じて、この賞だけに挑戦していました。
もともと国内外の作家を問わず、SFは大好きだったのです。
小学生の頃、テレビアニメの「鉄腕アトム」を夢中でみていた世代です。
アメリカドラマの「タイムトンネル」や「宇宙家族ロビンソン」も大好きでした。
現実ではない想像の世界に入りこんで、胸をわくわく躍らせているのが好きでした。
今回の私の作品を読んで、胸をわくわくさせてくれる子どもがいるでしょうか。
不安はありますが、いてくれる、と信じることにします。
これからも、SFは書いていきたいと思いますが、リアリズムにも挑戦したいと思っています。これを書かねば死ねない、というものがあるのです。
まだまだ文章力が足りないことは自覚しています。自分が感じているように読者にも感じて頂ける文章を書けるようになりたいと、切に願っています。